頭痛と胃痛

頭が痛くなって鎮痛剤を飲んだ時に、胃が痛くなった経験をお持ちの方がいらっしゃるかと思います。

これは、頭痛と胃痛はシーソーのような関係になっていることが原因となっております。

頭痛を感じさせる成分は、通常胃の粘膜を保護する働きをしています。何らかの原因でその成分が増えすぎてしまうと、頭痛という形で現れてしまいます。

痛みが我慢できなくなり鎮痛剤を飲むと、痛みを感じさせる成分が減るため、次第に痛みが和らいでいきます。

しかし、その成分が減りすぎてしまうと、胃の粘膜を保護しているものも減少してしまいます。そのため、胃の粘膜が荒れてしまい、胃が痛くなってしまうのです。

このような症状を避けるために、鎮痛剤を飲む際はできるだけ空腹時を避けるようにすること、また、多めの水で服用することを日々アドバイスさせていただいております。

f:id:TTM0817:20210204082905p:plain